2017年09月02日

百年以上続いた貸しボート

菖蒲池にボートが浮かぶ風景はなんとも言えない風情がある。しかし、私は60年前のボート転覆事故以来乗ったことがない。不本意ながら遠くから写真を撮って楽しんでいる。ボートもボート乗り場も好きだが未だに近づき難い存在だ。

前回の「ボートは怖いよ」に書いたが、「ボートの予約はできますか?」と聞くと管理人さんは自宅の住所氏名電話番号を書いてくれた。電話が無いとは意外だが丁寧な対応に感謝した。数日後、北海道新聞に「涼をはこぶ 中島公園のボート管理人 岩倉孝一さん」という人物紹介の記事が載っていた。私がもらったメモと同名だった。

記事によると乗客の半数以上は初心者だそうだ。安全第一で漕ぎ方も教えてくれると書いてあった。これなら私も乗ってみたいと思った。ボート乗り場が100年以上続いていることは本で読んで知っていたが、今あるチケット売り場が1943年に建てられたとは知らなかった。戦争中に設置された施設が今なお残っているとは驚きだ。
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青色の小屋が1943年に建てられたチケット売り場。

ところで岩倉孝一氏の名前はどかで聞いたことがあると思い、探してみたら我が家の本棚にあった。鴨々川と中島公園の年刊誌「Bocket第1号(2014年9月発刊)」のインタビュー記事である。「札幌のデートスポットを見守り続けてきた貸しボート屋さんのはなし」とういうタイトルの4ページにわたる読み物だ。

「菖蒲池の深さは180センチくらい。ボートから落ちたときは無理に泳ごうとしない方がいい。ボートは浮遊剤が塗ってあって水に浮くようになっているからボートにつかまるといい」。これを読んで更に安心した。文末に略歴。「いわくら・こういち 1938年生まれ。和食花月兼中島公園観光株式会社取締役。中央区中島公園出身。西区在住」とある。

ところで「Bocket第4号」が9月1日の鴨々川ノスタルジア開催に合わせて発刊された。私は「薄野生まれで中島育ちの子鴨」について2004年当時の思い出話を書かせてもらった。
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古民家「鴨々堂(南8条西2丁目)」で売っているが千円もするのでお勧めできない。
と書いてはみたものの気になったので、札幌市公文書館に伺いました。Bocket4号はあるそうです。閲覧室で自由に閲覧できるけれど、まだ登録していないのでカウンターで聞いてみてくださいと言うことでした。(2017年9月9日追記)

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posted by 中波三郎 at 00:00| Comment(2) | 老人時代